毛穴やニキビ跡が気になる~毛穴のタイプ別ケア方法を徹底解説

毛穴の働き

人のカラダには、全部で500万個ほどの毛穴があると言われています。

赤ちゃんも大人も、毛穴の数は変わりません。

カラダは、その毛穴から、汗や皮脂とともに体内の老廃物を排出しています。

また、皮ふは汗と皮脂が混ざった「皮脂膜」という薄い膜で覆われていて、この皮脂膜が、ホコリや細菌などの外的刺激から皮ふを保護したり、うるおいを保って皮ふの乾燥を防いだりしているのです。

毛穴の奥にある皮脂腺から皮脂膜を作る皮質が分泌されるので、毛穴は、皮ふの保護、肌の保湿、デトックス、抗菌の働きを持つと言えます。

そんな働きを持つ毛穴ですが、トラブルを起こしやすい箇所でもあります。

顔の毛穴は約20万個あると言われていて、そのトラブルのタイプもさまざまです。

トラブル改善のためにも、肌状態をしっかり知ってから適切なケアを行いましょう。

 

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毛穴トラブルの種類は6つある

  1. 詰まり毛穴・・・過剰な皮脂分泌
  2. 黒ずみ毛穴・・・角栓が詰り酸化した状態
  3. メラニン毛穴・・・毛穴付近がメラニンで黒くなった状態
  4. 乾燥毛穴・・・乾燥により毛穴が縮んだ状態
  5. たるみ毛穴・・・加齢などによるコラーゲン・エラスチン不足
  6. クレーター毛穴・・・ニキビ跡の修復によるもの

自分の毛穴トラブルのタイプをまず知りましょう。

原因を把握して、適切なケアをすることが、一番重要です。

自分の判断が難しい場合は、専門家に相談することをおススメします。

 

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重要なポイントは洗顔とクレンジング

自分の毛穴が、どのタイプかわかりましたか?

いよいよケアしていくわけですが、日頃行っている洗顔とクレンジングを見直してみましょう。

◎洗顔の基本

◎クレンジングの基本

洗顔とクレンジングの基本が分かったら、次は毛穴の基本的なケアです。

肌質にあったスキンケアをベースにおいて、毛穴ケアをプラスしていきます。

毛穴ケアのおススメクレンジング


1つで「クレンジング」「洗顔」「角質ケア」「トリートメント」「マッサージケア」 の5役をこなしてくれる優れもの。

しかも、保湿成分配合だから肌にも優しく、 使いやすい固形が、肌の上でとろ~りとろけて、 メイクや毛穴の奥まで馴染みます。

乾燥肌タイプ 敏感肌タイプ 脂性肌タイプ 混合肌タイプ

毛穴ケアの基本

①毛穴を開いて、角栓を溶かし出す。

②開いた毛穴を引き締める。

③潤いを与えるスキンケアをする。

この手順の繰り返しです。

2~3週間ほどで、効果は出てくるはずです。

全く効果のない場合は、毛穴の角栓がしっかりとれていないか、クレンジングがおろそかになっているかです。

10~20代の基本ケア

上記の「洗顔の基本」、「クレンジングの基本」をしっかりやって、肌を清潔に保つことです。

肌質に合ったスキンケアをしていれば、ターンオーバーによって、角栓は取り除かれていきます。

毛穴が気になる時には、蒸しタオルで肌を温めて、毛穴を開いてから洗顔し、保湿力のあるスキンケアを行うこと。

肌の様子を見ながら、週に数回、蒸しタオルを使ったケアを取り入れてみてください。

【電子レンジ】蒸しタオルの作り方

 

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30代以上の基本ケア

肌質にもよりますが、肌の土台をしっかり作って、毛穴ケアしましょう。

肌力を上げながら、角栓を取り除き、毛穴の引き締めを行います。

毛穴ケアの前に、10日ほど肌の土台作りをすることをおススメします。

ヘパリン類似物質配合コスメやヒト幹細胞コスメなどで肌の潤いとハリを取り戻します。

◎ ヘパリンミルクローション

◎ ヒト幹細胞コスメ【シグリッド 】

ある程度お肌が整ってきたら、角栓除去に入ります。

毛穴トラブルの状態を見て、適切なケアをしていきましょう。

 

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タイプ別の毛穴ケア

①詰まり毛穴をケアしよう

詰まり毛穴とは、毛穴に角栓や皮脂汚れが詰まってしまい、毛穴を広げてしまっている状態のものを言います。

皮脂の多いTゾーンにできやすく、顔全体に及ぶこともあります。

小鼻の毛穴がブツブツしていて、あごや眉間にザラツキがある場合、詰まり毛穴と言っていいでしょう。

白角栓と呼ばれることもあります。

ケア方法

週に1回程度、肌に優しいタイプのピーリングで角栓の排出を促します。

上記の「洗顔の基本」、「クレンジングの基本」をしっかりやって、肌のターンオーバーを促しましょう。

注意してほしいのが、頑固な詰まり毛穴が気になるからと、無理に毛穴の汚れを取り除こうとしないこと。

それをすることで余計な肌トラブルを招いてしまうことにもなります。

おススメは、毛穴レスの肌を手に入れる サイエンスコスメ【b.glen】です。

トライアルセットで1週間、しっかり毛穴ケアをしましょう。

毛穴がキレイになって、お肌の調子が整ってきたら、肌質に合わせたスキンケアに戻してOKです。

詰まり毛穴は、ストレスや女性ホルモンなどの影響もありますから、自身の体質改善も試みてください。

ビタミンC誘導体

毛穴の引き締めにはビタミンCが効果的です。

そのビタミンCを肌の奥まで届けてくれるのが「ビタミンC誘導体」。

化粧水や美容液などの液状タイプのコスメに配合されている「水溶性ビタミンC誘導体」は、即効性がありますが、皮脂の分泌を抑える作用によって、肌が乾燥しやすくなったり、肌への刺激を与えてしまうこともあるようです。

脂性肌の方には向きますが、乾燥肌、敏感肌の方は注意が必要となります。

クリームやジェルなどに配合されている「脂溶性ビタミンC誘導体」は、肌への刺激が少なく、安定性にも優れているので、敏感肌・乾燥肌の方にもおススメです。

水溶性に比べて即効性はありませんが、水溶性よりも皮脂膜や角質層への吸収率が高いと言われています。

保湿性も高く、肌を乾燥から守る効果も期待できます。

肌質に合わせた「ビタミンC誘導体配合のコスメ」でスキンケアし、保湿をしっかり行いましょう。


乾燥肌タイプ 敏感肌タイプ 脂性肌タイプ 混合肌タイプ

②黒ずみ毛穴

詰まり毛穴の白角栓が酸化して黒くなったもので、頑固で落ちにくいのが特徴です。

外回りや外出などで紫外線を多く浴びていたり、埃などの汚れが詰まっているときもあります。

また、産毛が毛穴から排出されずに、黒く見えることもあります。

角栓の原因になるメイク汚れや古い角質をしっかり落とすことが大切です。

洗顔やUVケアを見直すといいでしょう。

ケア方法

「毛穴ケアの基本」をベースに、肌質に合ったクレンジングと洗顔料で、メイク汚れや、余分な皮脂とタンパク質を落として、適切な保湿ケアをしましょう。

肌に優しいタイプのピーリング洗顔で、古くなった角質を除去しながら、角栓の排出を促すのもおススメです。

ビタミンC誘導体配合のスキンケアを取り入れて、毛穴の引き締めを行いましょう。

イチゴ鼻などの頑固な角栓は、ホットジェルや酵素パックで溶かして落とすケアを。

無理に毛穴の汚れを取り除こうとすると、余計な肌トラブルを招いてしまうので、少し時間をかけても肌に負担の少ないケアをおススメします。

酵素洗顔

洗顔料に「酵素入り洗顔料」を取り入れてみましょう。

毛穴に詰まる角栓の成分は余分な皮脂や古くなったタンパク質汚れです。

酵素入り洗顔料に配合されている「皮脂分解酵素」と「タンパク質分解酵素」が、それらを分解して溶かし、除去しやすくしてくれます。

また、肌のゴワつきやザラつきも同時に改善できるのでおススメです。

自分の肌質や肌トラブルに合わせた酵素入り洗顔を選び、ケアに取り入れてみましょう。

皮脂分解酵素・・・リパーゼ、サンゴ酵素など
タンパク質分解酵素・・・ペプシン、トリプシン、エラスターゼ、パパイン酵素、パイン酵素など


③メラニン毛穴

紫外線や摩擦、誤ったスキンケアなどで生じた皮ふの炎症により、メラニンが増えすぎ、毛穴が黒ずんで見えるもの。

開いた毛穴の凹凸が影になって見えるもの。

黒ずみ毛穴と似た形状ですが、硬い黒角栓ではなく、メラニンが原因で色素沈着を起こしている状態のものを指します。

肌のターンオーバーが正常であれば、メラニンは皮膚表面に押し出され、垢とともにはがれ落ちるので、ターンオーバーを促すケアを取り入れましょう。

丁寧なUVケアも心がけてください。

ケア方法

「毛穴ケアの基本」をベースに、ターンオーバーを促進させていきます。

シミのケアと同じで、メラニンを抑制するスキンケアをしていきましょう。

L-システインとビタミンCがメラニン抑制に効果的なので、それらの成分が配合された保湿力のあるスキンケアコスメを使ってみてください。

週に1回程度、肌に優しいタイプのピーリングで古い角質を除去しながら、ターンオーバーを促しましょう。

メラニンは真皮から出てくる色素なので、サプリメントなども取り入れ、カラダの内側からのケアもしていきます。

シミのケアはこちら

UVケア

紫外線には、紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)があります。

日常浴びている紫外線の95%はUVAで、浸透力が高く、肌の奥の真皮にまで届き、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生み出す繊維芽細胞に損傷を与えます。

日焼け止めにある「PA」は、UVA防止効果指数です。

UVAから肌を守るために、PA指数が高めのものを選びましょう。

また、外にいる時間が長い方は目から入る紫外線にも気をつけ、サングラスなどで対策しましょう。

④乾燥毛穴

肌の表面と内側の水分量が低下して、水分不足からハリがなくなって、毛穴が目立ってしまう状態になります。

乾燥肌タイプの頬と口周りにできやすいものです。

年齢によっては、たるみ毛穴と同じ状態になるものもあります。

まずは肌の水分量を整え、ハリや弾力もケアできるようなスキンケアを取り入れましょう。

ケア方法

「毛穴ケアの基本」をベースに、キメを整えるスキンケアをしていきます。

乾燥は、水分が不足しているか、皮脂を取り過ぎてしまっているかで起こります。

真皮から潤いを与え、セラミドを正常化してあげることが決め手になります。

ヘパリンミルクローションにプラスして、セラミディアルなどはいかがでしょう。


ヘパリン類似物質

ヘパリン類似物質は、乾燥肌治療成分です。

アトピー性皮ふ炎による強い肌の乾燥などに用いられる医療用医薬品に主成分として配合されています。

保湿、血行促進、抗炎症作用の3つの特徴があり、肌深部の基底層まで届くので、今、乾燥肌のケアに注目されている成分です。

~ ヘパリン類似物質の3つの働き ~
保湿・・・皮ふの水分保持力を向上するとともに、皮ふのバリア機能を改善し、異物の侵入を防ぐ。
血行促進・・・皮ふの新陳代謝を高め、肌の再生を促す。
抗炎症作用・・・荒れた皮ふ症状を鎮め、正常な肌状態へ導く。


⑤たるみ毛穴

30才を過ぎてくると、たるみによって目立つ毛穴が多くなります。

たるみ毛穴は、肌の土台を整え、ハリと弾力を蘇らせることが先決です。

適切な洗顔と、肌のたるみケアをしたうえで、肌の弾力が戻ってきてから、毛穴ケアをしていくようにしましょう。

ケア方法

肌のたるみが原因なので、エイジングケアをしていくことが必要です。

「毛穴ケアの基本」~30代以上の基本ケア~にあるように、肌の土台作りをしっかりやりましょう。

「たるみ・ハリがない肌~気を取り戻して艶やかなお肌になろう」も参考にしてください。

ヒト幹細胞コスメなどで、じっくり肌力を取り戻しましょう。

表情筋を鍛える

顔には表情筋という筋肉があります。

表情筋の筋力をあげることも、たるみの改善につながります。

たるみを解消する「顔ヨガ」もおススメです。

ながらケアができる「美顔ローラー」なども使って、表情筋を刺激しましょう。

⑥クレーター毛穴

ニキビケアの失敗で毛穴部分が凹んだ状態のニキビ痕や、加齢によるたるみ、乾燥肌の開き毛穴が原因です。

大きく開いた毛穴を閉じるケアが重要です。

気になるからと、毛穴パックをやり過ぎたり、無理に毛穴の汚れを取り除こうとすると、余計に毛穴が開いてしまいます。

上記の「洗顔の基本」、「クレンジングの基本」をしっかりやって、適切なケアをしましょう。

症状が重い方は、皮膚科の医師に相談することをおススメします。

ケア方法

毎日のスキンケアを見直しましょう。

洗顔料と洗顔法、クレンジング剤とクレンジング法、肌質にあったスキンケアコスメ。

自分の肌を見直して、肌の土台に適切なケアを心がけます。

次に、クレーター毛穴になった原因に合わせて、ケア方法を取り入れます。

加齢によるたるみ、乾燥肌の開き毛穴の場合は、「⑤たるみ毛穴」、「④乾燥毛穴」にあるケア方法を参考にしてください。

ニキビ痕の場合は、ビタミンC誘導体配合のスキンケアを取り入れ、週に1回程度のピーリングでケアしましょう。

ビタミンC誘導体配合のスキンケアには、クリームやジェルなどに配合されている「脂溶性ビタミンC誘導体」を。

肌への刺激が少なく、保湿性も高いので、敏感肌・乾燥肌の方にもおススメです。

ピーリングには、フルーツ酸(AHA)を使い、毛穴の汚れを優しく取り除いていきます。

毛穴トラブルを改善するまとめ

毛穴トラブルに合わせたケアのご紹介をしてきましたが、毎日のスキンケアを適切に、怠らないことが一番です。

洗顔法やクレンジング法、肌質に合わせたスキンケアコスメの選び方をしっかり見直しましょう。

無理なお手入れは、余計な肌トラブルを招いてしまうだけです。肌に負担の少ないケアを選んでください。

慌てない!!

生理ホルモン、ストレス、喫煙、飲酒・・・様々な原因からなる毛穴トラブルは、すぐに解決できない事を知っておきましょう。

角栓が目立つものになると、どうしてもすぐに取り除きたいのが心理です。

そこは、お肌をキレイに保つためにも、じっくり構えて対策していくようにしましょう。

毛穴ケアの後の保湿が大事!

洗顔後の肌は5分ほどで乾燥してしまうと言われます。

肌の乾燥は余計な肌トラブルを招くので、間を置かずに保湿ケアします。

化粧水でしっかり水分を与え、乳液や美容液などを適量使って、水分を逃さないようにしましょう。

ピーリングを行った後は、特に肌が乾燥しやすくなります。

保湿効果の高いクリームやパックを使用するなど、普段よりも丁寧に保湿しましょう。



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