肌荒れによるシワに悩む人へ
当てはまる項目が、どのくらいありましたか?
実は、この生活習慣と心の状態が「肌荒れによるシワ」を起こしやすい肌をつくる要因なんです。
シワの3タイプ
シワは、大きく「表皮性のシワ」「真皮性のシワ」「表情ジワ」の3つのタイプに分けられます。
表皮性のシワは、肌の乾燥で皮膚に線状の溝ができた状態。目尻や口元にみられる浅くて細かいシワです。
真皮性のシワは、加齢や乾燥、紫外線によるダメージの蓄積で、肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚に深い溝ができた状態。下まぶたやほうれい線にみられる深い大きなシワで、肌のたるみも起きているので目立ちます。
表情ジワは、表情をつくるため、表情筋の一部に過度に力を加えることで筋肉がこわばり、その表情の癖が定着することで皮膚に溝ができた状態。表情の変化によって一時的に目立ちます。
それぞれのタイプと性質を知って、お肌のケアをしていくことが大切です。
シワの原因となること
①肌の水分・油分の不足
②肌のたるみ
③体内が酸化傾向にある。
④感情の起伏が激しく、落ち着きがない。
⑤気力不足による代謝(ターンオーバー)不足。
⑥表情の繰り返し
⑦紫外線による肌ダメージ
⑧加齢
⑨喫煙
体質と肌質を知ろう
体質と肌質がどんな状態にあるかを知ることで、気をつけることや、改善していくことが意識できるようになります。
以上の体質の方は要注意です。
心身共に「潤い」が不足しがち。身体と肌に栄養を与えましょう。
バランスの良い食生活を心がけ、精神的にリラックスすることが最も重要です。
余計なことに気を取られ過ぎて、気力が失われていると、お肌も枯れて、肌荒れからシワになりやすいのです。
肌荒れによるシワ対策は、根本から見つめ直す
肌荒れによるシワ対策は、乾燥や不摂生が大きな原因ですから、生活そのものを見直していくことです。
体質のページにあった、「気・血・水」の全てが不足している状態になっています。
肌荒れによるシワは、肌トラブルの様々なものに発展しやすい状態でもあります。
生活、生き方そのものの改善とあわせて、肌ケアを心がけるようにしましょう。
肌荒れの場所からみるからだの問題
肌が荒れてきた場所と対応するからだの部位の問題を解消していくことも心がけましょう。
肌荒れによるシワを改善しよう!!
①適切なスキンケアを知ろう
表皮性のシワ対策
表皮性のシワは、肌の乾燥が原因です。
水分不足の肌にうるおいをたっぷり与え、しっかり保湿ケアをしましょう。
セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどが配合されたスキンケアコスメはおススメです。
乾燥対策に、加湿器などを利用して、部屋の湿度を肌にとって理想的な60~65%にできるよう工夫するのもいいでしょう。
また、こまめに保湿することも大切です。
肌の乾燥が気になったときにはスプレー化粧水などでこまめに保湿することも気をつけたいところです。
真皮性のシワ対策
加齢や乾燥、紫外線によるダメージの蓄積で、肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンやエラスチンが減少することが原因です。
コラーゲンやエラスチンを生み出すのは繊維芽細胞と言われる真皮にある細胞です。
この繊維芽細胞の働きを助け、コラーゲンやエラスチンの生成を促すケアをしましょう。
コラーゲンの生成を促す効果もあるビタミンC誘導体配合のスキンケアコスメを選ぶのもいいでしょう。
UVケアを怠らない
紫外線には、紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)があります。
日常浴びている紫外線の95%はUVAで、浸透力が高く、肌の奥の真皮にまで届き、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生み出す繊維芽細胞に損傷を与えます。
日焼け止めにある「PA」は、UVA防止効果指数です。
UVAから肌を守るために、PA指数が高めのものを選びましょう。
UVAの侵入を防ぐ紫外線対策をすることも大切です。
また、外にいる時間が長い方は目から入る紫外線にも気をつけ、サングラスなどで対策しましょう。
摩擦に気をつける
摩擦による刺激は、肌に負担をかけます。
クレンジング、洗顔、コットンの使用、汗をぬぐうなどの際、ゴシゴシこすらないよう気をつけましょう。
表情ジワの対策
表情ジワは、表情癖が原因です。
表情の癖を直す意識とともに、表情筋の筋力を上げるエクササイズを取り入れましょう。
目の奥にある筋肉(上眼瞼挙筋)や、目の周りにある筋肉(眼輪筋、皺眉筋、鼻根筋)、唇のまわりを囲むようにある筋肉(口輪筋)を鍛えることで、表情ジワを効果的に改善していくことができます。
②生活リズムを整えよう
生活リズムを整えて、自律神経を整えていくことは、健康な肌づくりにつながります。
起床時間、就寝時間を決めて、生活リズムをつくりやすくしましょう。
就寝前の「寝ながらスマホ」は厳禁です。
睡眠導入に障害が起きるケースもあります。
スマホから発する光が美容にも悪影響を及ぼします。
③食生活を見直そう
栄養バランスが偏りやすい「偏食」
人それぞれ嗜好というものがありますが、食が偏ってしまうことで、必須栄養分が十分に摂取できないことが問題になったりします。
好き嫌いもあるでしょうが、カラダのことをよくよく考えて、バランスの良い食事を心がけましょう。
エラスチンを増やすといわれているモツ・スジ肉・手羽先・鰹などを意識して食べると、コラーゲンも一緒に摂取できます。
どうしてもダメ!!というものがあるなら、サプリメントなどで補うようにしましょう。
また、水不足も肌荒れやシワに繋がる要因です。
必要な水分を摂取することで、肌にもうるおいを与えましょう。
栄養が行き届かない「小食・拒食」
ダイエットなどで食を控えていると、栄養が行き届かなくなってしまうこともあります。
極端なダイエットは控えて、長期的な計画で行うことをおススメします。
また、もともと小食の方は、食の回数を増やすといいかも。
暴飲・暴食を自制しよう
何事も歯止めが大事です。
お酒の席や、嫌な事があった時のストレス解消などで、ついつい食べ過ぎ、飲みすぎてしまうと、内臓が荒れてしまい、結果的にお肌も荒れてしまうものなのです。
④精神を安定させよう
根本的なケアは、精神の安定から。
内面的なケアこそ、お肌を整えるベースになります。
自分と向き合い、心を穏やかに保つことで、健康的なカラダを取り戻せます。
今出来ない事は考えない
悩みがあるなら、誰かに聞いてもらう
クヨクヨしない
どうしても解決できない心理的なものは、カウンセリングやセラピーを受けてみる
〇生活全体の見直しをする
〇食生活を改善し、健康なカラダになる
〇保湿をしっかりしたスキンケア
〇PA指数高めの日焼け止めで紫外線カット
〇表情筋を鍛える
〇適度な運動を心がけ、良質な睡眠をとる
〇喫煙者はタバコの量を減らす
〇ストレスを感じることがあったら、溜め込まず、発散する