クレンジングとは
メイクを落とす役割をするスキンケアの一つです。
ファンデーションなど、メイク品の油性の汚れを落とすことを指します。
油性の汚れは水や石けんでは落ちないので、界面活性剤などを使用したクレンジング剤で汚れを肌から浮き上がらせて落とします。
クレンジングは2段階⁈
〇アイメイクやリップメイクなどのパーツ用のポイントクレンジング
〇ベースメイクなど全体を落とすクレンジング
メイクに求められることが増えるとともに、落ちない・にじまない・色移りしないアイテムも増えました。
メイクをしている時には嬉しい効果でも、メイクを落とすとなると専用のクレンジング剤が必要になることも。
クレンジングのテクスチャーはかなり種類があるので、それぞれのメイク度合いや肌質にあったものを選んでください。
クレンジングの種類
◯オイルクレンジング
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しっかりメイクにはオイルが◎
油分が多いクレンジング剤です。
乾いた手のひらに適量をとって顔全体になじませ、指の腹で優しくメイクを落としていきます。
オイルが肌全体に素早く馴染みますが、小鼻周りや目のまわりなど細かい部分を洗い残しがちなので気をつけましょう。
洗い流す前に少量の水を馴染ませて乳化(白く膜がかかったような状態)させてから、ぬるま湯で洗い流します。
手軽に使えてクレンジング効果も高く、洗浄力はしっかりしていますが、その分、必要な皮脂や肌の潤い成分を取りすぎて肌への負担になることもあるので、選ぶ時は注意が必要です。
保湿や低刺激などを考慮して、成分をしっかり見極めて使いましょう。
敏感肌や乾燥肌の方は、天然油脂系(アルガンオイル、オリーブオイル、ホホバオイルなど)がメインのオイルがおススメです。
◎洗いあがりはさっぱりしているものが多いので、間を置かず、保湿重視のスキンケアを行なうことがおススメです。
◎しっかりメイクやウォータープルーフなどのメイクをしている方向きです。
◯クレンジングジェル
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脂性肌など脂っぽさが気になる方にオススメ
ジェル状のクレンジング剤です。
ゼリーのような感触で、手と肌の間のクッションになり、クレンジング中の摩擦を軽減してくれます。
肌にのせてくるくると指を動かしていると、ジェルとメイクが馴染み、色が変わってきます。
馴染ませていくうちにフッと指の滑りが良くなります。
これが乳化の合図になりますので、乳化したら、優しく丁寧にすすぎます。
オイルが入ったタイプのものと、オイルフリーのタイプのものがあります。
まつ毛のエクステンションをされている方には、オイルフリータイプがいいと思います。
◎洗い上がりはややさっぱりしています。
◎オイルタイプのジェルは、しっかりメイクもきちんと落とせます。
◯クレンジングクリーム
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乾燥肌の方におススメ
クレンジングの中でとても保湿力が高く、しっとりとした洗いあがりになるのがクリームタイプです。
肌の潤いを残しながらメイクの汚れを落とすことが出来ます。
適量を肌にのせてくるくると動かしていくと、クリームの色や感触の変化でメイクの落ちが分かります。
拭き取るか洗い流すものが多いので、その時の肌状態や、商品に記載してある使用方法にそって落としましょう。
オイルやジェルほど洗浄効果は高くないので、ポイントメイクを落とした後の肌全体のクレンジングに適しています。
◎洗い上がりはしっとりしています。
◎普通のメイク〜ライトメイクの方におススメです。
◯クレンジングバーム
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メイク汚れも毛穴汚れも落ちる
最近人気のクレンジング剤で、オイルを半固形に固めたものです。
少し硬めのバームを適量とり、両手のひらの体温で柔らかくして使います。
手のひらでオイル状になってから顔全体にのせ、指の腹で優しく動かし、メイクと馴染ませます。
40秒程を目安に、肌全体や小鼻周りなど細かくクレンジングしたら乳化してくるので、丁寧にすすぎます。
メーカーなどによって特徴は異なりますが、ダブル洗顔が必要なものもあります。
洗浄効果が高いので、ベタつきやテカリが気になる脂性肌の方にオススメです。
◎美容成分が多く含まれるのが特徴なので、洗い上がりもしっとりするものが多いです。
◎しっかりメイクからライトメイクまでスッキリ落とせます。
◯ミルククレンジング
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お肌にマイルドなクレンジング
乳液状のクレンジング剤です。
洗浄効果はあまり高くありませんが、テクスチャーがなめらかでやわらかいので、使い心地に摩擦感が少ないのが特徴です。
肌に適量を伸ばし使用する方法と、コットンなどに適量をとり軽く肌の上をくるくると動かしメイクを落とす方法とあります。
乾燥肌、敏感肌の方は、摩擦がお肌を刺激するのでコットンの使用は控えてくださいね。
拭き取るか洗い流すものが多いので、その時の肌状態や、商品に記載してある使用方法にそって落としましょう。
◎洗い上がりはマイルドです。
◎普通のメイク〜ライトメイクの方におススメです。
◯クレンジングローション
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コットンに注意!
さらさらとした水のような液体のクレンジング剤です。
洗浄効果は低いですが、化粧水に入れられる保湿成分が含まれているので保湿効果があります。
コットンにたっぷり浸して、メイクを拭き取るように使用します。
コットンに浸すクレンジング量が少ないと、拭き取る際に肌をこすってしまい刺激や負担になるので、手に持ったコットンの指が透けて見えるくらいたっぷり浸してください。
クレンジングの際に力を抜くのはもちろん、毛羽たちの少ないコットン(コットンカスが出にくいもの)を使用しましょう。
コットンの質でも、お肌の負担が違ってきます。
◎拭き取った後はさっぱりしています。
◎ライトメイクの方におススメです。
おススメのコットン
◯シートタイプ
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毎日の使用には向かない
はじめからクレンジング剤を浸み込ませた、大判コットン様のクレンジングシートです。
手軽に使えて持ち運びもしやすいという利点がありますが、シートだけで全てのメイクを落とすということはオススメしません。
出先で、旅行で、洗面所で洗顔が出来ないときなどに向いています。
拭き取りの際には力を抜き、ゆっくりとクレンジング剤とメイクを馴染ませるようにしましょう。
デイリー使用だと、拭き取りによる摩擦を毎日繰り返すことで、お肌の負担を大きくします。
◎洗浄効果が高く、アルコールが入っているものが多いこともあり、敏感肌や乾燥肌の方にはオススメしません。
◎必要であれば数枚使って、優しくメイクに馴染ませながら拭き取りましょう。
◯泡クレンジング
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乾燥・敏感肌は✖
ポンプに入っていて、泡で出てくるオイルベースのクレンジング剤が主です。
洗顔も兼ねているものが多く、手軽に使えます。
泡をなじませることでメイクを落とすので、濃密な泡が出るものを使用しましょう。
濃密な泡が手と肌の間のクッションになり、クレンジング中の摩擦を軽減してくれます。
簡単で肌に優しい、ダブル洗顔不要、というキャッチコピーのものが多いので、洗浄効果が高いのも特徴です。
◎しっかりメイクにも使えます。
◎まつ毛エクステンションをされている方は洗い方に気をつけてください。
◎商品によっては洗浄効果が異なります。
◎敏感肌や乾燥肌の方にはオススメしません。
押さえておきたいクレンジングのポイント
本当に肌を変えていきたいのなら、その時の肌の状態やメイクの度合いによって何種類かを使い分けることも必要です。
クレンジングや洗顔って「落とすもの・洗い流すもの」だからと、安易に選んでしまう方が多いように思います。
化粧水や美容液などに高価な金額を支払い、効果を求めるより、美肌づくりの基礎となるクレンジングや洗顔料の選び方、すすぎの水の温度に気をつけてみてください。
プチプラのものを使っていても、この基礎が出来ていれば美肌をつくっていけますよ。
ポイントメイクとベースメイクを一度に落とそうとしない!!
それぞれ用途やテクスチャーが異なるし、目元・口元は顔の中でも皮膚がとても薄くてデリケートな所です。
ゴシゴシと力強くこすったり、まつ毛の間や目のまわり、唇のシワにメイク残しがあったら…それこそ本末転倒です。
摩擦はお肌に刺激を与え、肌トラブルの原因に。
まつ毛の間や唇のシワのメイク残しは、色素沈着や肌荒れなどのトラブルも起こします。
しっかりアイメイクをする方や、持ちのいい口紅を使っている方は、ポイントクレンジングを併用してください。
何事も「やりすぎ」は禁物
自分を、肌をいたわりながら、優しくクレンジングしましょう。
馴染ませたり伸ばしたりするときは、“中指と薬指”を使いましょう。
一番肌あたりが柔らかく、力加減の調整を行いやすい指です。
特に拭き取りでメイクを落とす際は力を抜いて、こすり過ぎないように気をつけて!
すすぎの水の温度やポイントは、「洗顔の基本を知って美肌になろう!!」に詳しく記載しているので、参考にしてください。
清潔なスパチュラで必要量をとる
クリームやバームタイプのクレンジングは、ボトルやジャータイプの容器のものがあります。
直接指を中に入れてしまうと雑菌が入る恐れがあるので、清潔なスパチュラで必要量をとるようにしてください。
スパチュラが付属されていなければ、木べらやアイスのスプーンなどで代用も出来ます。
クレンジングのまとめ
様々なクレンジングをご紹介しました。
美肌づくりの一番の鍵は、クレンジングと洗顔をキチンと行なうこと!!です。
「クレンジングや洗顔料の選び方と洗い方」が一番大事になってきます。
特に女性のお肌はホルモンバランスやストレスなどで毎日変化があるものです。
自分の肌質・肌状態にあったクレンジングと洗顔で、揺らぎやすいお肌を美肌へ導きましょう。
記事の監修はこのひと