目の下のくまに悩む人へ
当てはまる項目が、どのくらいありましたか?
実は、この生活習慣と心の状態が「目の下のくま」をつくりやすい肌になる要因なんです。
目の下のくまとは
目の下のくまは、表皮組織の下にある毛細血管が見えている状態です。
目の下は特に皮ふが薄いので、疲労や睡眠不足によって汚れた血液が透けて見えてしまいます。
血行が悪く、冷え性の人によく見られる肌状態です。
目の下のくまは、カラダと心からの注意信号ですから、早急に改善していきましょう。
くまの3タイプ
青くま・・・血行不良、目の疲れ、寝不足などででき、目の下が青黒く見える状態。
黒くま・・・コラーゲンやエラスチンの減少などで皮膚がたるんで目の下にくぼみができ、そのくぼみの影で黒く見えている状態。
茶くま・・・目をこすったりすることで起こる色素沈着や角質肥厚などででき、目の下が茶色くくすんで見える状態。
くまのタイプを見分けるには、目尻を優しく引っ張ってみます。
くまは動かず、肌だけが引っ張られる⇒青くま
くまが消える⇒黒くま
くまが肌と一緒に動く⇒茶くま
目の下のくまの原因となること
①日頃の不摂生
②精神的なストレス
③極端な運動不足
④紫外線
⑤肌の摩擦
⑥仕事のしすぎ、勉強のしすぎなど、キャパオーバーの行動行為
⑦繊細な精神から、いろんなことが気になってしまう
肌質と体質を知ろう
肌質と体質がどんな状態にあるかを知ることで、気をつけることや、改善していくことが意識できるようになります。
この体質の方は要注意!!
血の巡りが停滞している状態です。
目の下のくまは肌質に関係なく出てきますが、血の巡りの悪い状態が体質としてあると、くまができやすくなります。
日頃の生活、食事と、性格的な面を含めて、目の下のくまのできにくい身体と心を養うことがとても大切になってきます。
目の下のくまを改善するケアポイント
①食事の見直し
◎刺激の強い食材、濃い味付けを避けよう。
◎玉ねぎ、しょうが、納豆など、血流を良くするとされる食材を取り入れ、バランスを考えよう。
◎脂っこいもの、甘いものの摂り過ぎに注意しよう。
◎アイスクリームや生ものなど、カラダを冷やすものはできるだけ避けよう。
◎野菜類は、温野菜で摂ろう。
②カラダの内側のケア
呼吸法を取り入れる
リンパマッサージでデトックス
青くまの人におススメです。
顔にもリンパ腺は張り巡らされていて、血の汚れと共に、リンパにも汚れが溜まってしまっています。
リンパが正常に働いて、免疫系は元気になります。
リンパマッサージで汚れを取り除くことで、血の巡りもよくなります。
茶くまの人は、肌への刺激がNGなので、目の周りのマッサージは避けましょう。
どうしても足りない栄養素はサプリや漢方薬も視野に入れよう
嗜好的に、どうしても苦手なものはあると思います。
そんなときは、無理して食べてストレスを抱えるより、サプリメントや漢方薬で補ってあげましょう。
③女性ホルモンの正常化
イライラを感じることが多い。
悩み事や気になる事を解決できずに悶々としている。
食生活を一変させる急激なダイエット。
アスリート並みの身体を意識したトレーニング。
避妊用のピルを飲んでいる。
女性ホルモンは、身体や心に負荷(ストレス)がかかると、乱れやすい傾向にあります。
ですから、急激な変化を自分に与えないようにしましょう。
周りにばかり気を使いすぎて自分を後回しにしてしまうことも、ストレスを溜めがちになるひとつです。
メリハリをつけて、自律神経を刺激してあげることも大切なことです。
個人差はありますが、経口避妊ピルを飲むことでホルモンバランスを崩す場合があります。
この場合は、医師に相談することをおススメします。
女性ホルモンについて
④適度な運動で代謝アップ
食生活の改善もあるのですが、まず大切なのは、身体を動かして代謝を促してあげること。
少し汗をかく程度がいいようです。
◎通勤、通学時の徒歩時間を増やしたり、散歩(30~60分程度)をする。
◎スロースクワットなど軽めの運動を取り入れてみる。
◎あまり動けない人は、椅子に座りながらできるふくらはぎの運動を意識してみる。
◎就寝前の軽いストレッチやヨガ
◎半身浴やサウナで発汗を促す
◎肩甲骨体操
など
⑤適切なスキンケアを知ろう
◎優しいクレンジング
◎丁寧な洗顔
◎美白効果・保湿にすぐれたスキンケア
◎適度なマッサージなどを行い、肌の新陳代謝を上げる
◎毎日のUVケア
黒くまのスキンケアポイント
黒くまをつくる原因は、肌のたるみです。
肌のハリや弾力を生み出すのは、コラーゲンやエラスチンです。
コラーゲンやエラスチンの生成を促すケアをしましょう。
「コラーゲンペプチド」や「ビタミンC誘導体」が配合されたアイクリームや美容液を使うのもおススメです。
紫外線による肌のダメージは、コラーゲンやエラスチンの減少を招くので、紫外線カットも忘れずに。
また、表情筋も鍛えて、肌のたるみをケアしましょう。
目を5秒間ギュッと閉じたあと、ゆっくりと開いていき、見開く、といったエクササイズも、目の周りの筋肉を鍛えるには効果的です。
茶くまのスキンケアポイント
茶くまをつくる原因は、紫外線と肌への刺激による色素沈着です。
色素沈着の改善には、紫外線カットと肌のターンオーバーが関わってきます。
色素沈着のもとは「メラニン」です。
メラニンは、紫外線から細胞核を守ろうとして生成されます。
紫外線カットを意識して、メラニンが出来にくい状態をつくりましょう。
また、肌のターンオーバーが正常であれば、メラニンは皮膚表面に押し出され、垢とともにはがれ落ち、肌の色は一定に保たれます。
肌の乾燥はターンオーバーのリズムを乱すので、保湿をしっかりしましょう。
「ビタミンC誘導体」が配合されたアイクリームや美容液を使うのもおススメです。
力加減に注意し、マッサージは控え、優しくスキンケアしましょう。
〇不摂生やオーバーワークなど、生活全体の見直しをする
〇食生活を改善し、カラダを温め、血流をよくする
〇保湿をしっかりしたスキンケア
〇PA指数高めの日焼け止めで紫外線カット
〇表情筋を鍛える
〇適度な運動を心がけ、良質な睡眠をとる
〇ストレスを感じることがあったら、溜め込まず、発散する