自分の体質・肌質をチェックしよう

まず知っておいて欲しいこと

日本には、四季があります。

春夏秋冬に梅雨。

芽吹きの春から、梅雨に入り、一気に成長する夏を迎え、秋に入り、冬に眠る。

季節ごとに野菜やお魚の旬があり、特徴があります。

人も自然の一部ですから、季節が巡るように、カラダもいろんな要素が巡り合って成り立っています。

その巡りの中でそれぞれの個性が生まれているのです。

巡りの視点で見ていくと、健康や美肌になるためのヒントがたくさん。

お肌はカラダの中で自然界に一番近いところです。

多様な環境に触れているので、巡りの変化に敏感に反応するところでもありますね。

気・血・水は、体質の「ものさし」

私たち人の身体は、「気・血・水(き・けつ・すい)」の3つの要素が巡ることで成り立っています。

この「気・血・水」は互いに影響し合い、働きが円滑に巡ることで、身体を健康に保っています。

このバランスが崩れると、不調を感じるようになるのです。


固摂作用・・ 血・津液・精液などをつなぎ留める働き。血が脈外にもれないようにしたり、汗や尿がむやみに漏れ出るのを防いだりする。

肌トラブル=からだや心のトラブルサイン

ニキビ、吹き出物、シワ、シミ、クマ・・・肌に出てくる様々な症状には、必ず原因があります。

生活習慣や環境といった外因性のもの

内臓の不調、病といった内因性のもの

考え方、思い癖など心因性のもの

胃腸の不調が肌トラブルの原因になることは、ご存知ですか?

胃腸は食べたものを消化し、栄養・水分を吸収する働きをします。

その後に残ったものが「老廃物(便)」となって排出されますが、不調があると、これがうまく働かず、結果として「便秘」になります。

便秘になると、老廃物が体内に長く留まることになり、毒素が発生します。

その毒素は血流に乗って全身に巡ります。

体はその毒素をなんとか排出しようとするので、「ニキビ」や「吹き出物」といった肌トラブルを起こすのです。

胃腸の不調を招く要因として多いのは「ストレス」ですね。

ストレス解消に安易にやってしまうのが「暴飲暴食」。

心配事や悩み事などの心の不調から、生活習慣が乱れてしまうのはよくあることです。

これらをふまえて、ライフスタイル全体を見直し、体質改善を目指すことが大切になります。

カラダは全ての要素が互いに影響し合って成り立っています。

全てのバランスが調和し、整っている状態が「健康」ということです。

肌だけでなく、心身も健康であることが、美しさに繋がっていきます。

体質を知ろう

お肌の状態などから、先に挙げた「気・血・水」のバランスのどこが乱れているかを知ることができます。
体質を知ることで、生活習慣などの見直しにもつながります。

体質チェック

気虚タイプ

顔色が青白く、疲れ顔

頬や顔のライン、まぶたや目尻などのたるみが気になる

肌のごわつきが気になる

肌に張りがない

 

血虚タイプ

顔の血色がよくない

顔につやがなく、唇の色が薄い

目尻にシワが多く、ほうれい線がくっきりしている

毛量が少なくて細く、抜け毛になりやすい

 

陰虚タイプ

肌が乾燥して、かゆみを伴う

肌のカサツキ、小じわが気になる

唇の皮がむけやすい

肌に粉をふくことがある

 

気滞タイプ

ストレスが肌に出やすい

混合肌で、Tゾーンは脂っぽく頬はカサつく

顔のラインにニキビや吹き出物が出やすい

緊張すると顔が赤くなる

 

瘀血タイプ

唇、爪の色が紫かがって、肌がくすんでいる

目の下のクマが気になる

シミ、そばかすが出来やすい

赤ニキビ、黒ニキビができる

水滞タイプ

顔がむくむ

毛穴が目立つ

ニキビが化膿しやすく、吹き出物が治りにくい

脂性肌である

 

自分の体質をチェックして、どのタイプが現れやすいかを見ます。

同じ症状でも、体質の違いでケアの方法が違ってきます。

また使用するコスメの成分との相性などもありますから、知らないより、知っておいた方が対処しやすくなります。

表面的なケアだけをしていると、体質と合わないコスメを使用してしまって、余計に悪化する場合もあります。

体質は季節などの影響で変化します

体質は状況が揃えば変化しやすいものです。

季節の変わり目に不調になりやすい人もいれば、年中同じ症状に悩む人もいます。

人それぞれ、個性があるように、体質にも個性的な側面があると考えられます。

また、日々の生活習慣、仕事の内容などでも、変化していくことがあります。

今まで生きてきた環境、性格、思考や言動の癖、気持ちの問題でも変化するものです。

年齢やホルモンの状態なども影響してきますから、自分の状態をよく知ることがとても大切になります。

肌質を知ろう

普通肌の特徴

水分量・皮脂量のバランスが良いお肌。

トラブルも少なく健やかな肌の状態なので、普通肌が理想ですよね。

メイクノリも基本的に良くて、お肌のキメも整っています。

乾燥肌の特徴

肌のバリア機能が低下しているため、水分が蒸発しやすいのが乾燥肌。

皮脂量が少ないので秋冬は特に乾燥が気になります。

冷暖房などの外的刺激でダメージを受けやすく、常にツッパリ感を感じたり、小ジワが目立つのが特徴です。

詳しくはこちら

脂性肌の特徴

皮脂量も水分量もあるので外的刺激に強く、肌は丈夫だと感じます。

肌がしっとりしているので乾燥などの悩みはありませんが、肌全体がテカリやすく脂っぽいのが特徴。

皮脂が多くでるので化粧崩れが早く、毛穴が開きやすいので夏になると肌トラブルが起きやすいタイプです。

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混合肌の特徴

肌の水分と油分のバランスが崩れてしまい、部分的な乾燥とべたつきが混合しています。

Tゾーンはべたつくのに頬は乾燥したり、洗顔後に目元とおでこだけつっぱるなどの状態も。

季節によって肌状態が変わるので、いつものスキンケアが合わないと感じることもあります。

詳しくはこちら

自分の体質と肌質はわかりましたか?

体質、肌質を理解しておけば、あとは症状の対処と改善です。

自分に合ったコスメを選ぶときも、迷うことがなくなります。

季節や状態によって変化する体質、肌質もチェックしておけば、適した対処を見つけられます。

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