お肌のキメとは?
「キメ」とは、肌表面に刻み込まれた細かな凹凸のことをいいます。
盛り上がったような凸部分を皮丘、溝のように凹んだ部分を皮溝といいます。
キメが細かいというのは、この皮丘の一つ一つのサイズが小さいことです。
皮丘一つ一つのサイズが大きいとキメが粗いと言われます。
健康で美しい肌は、この皮溝と皮丘によってできた三角形の網目(皮紋)が、細かく均一に張りめぐらされています。
お肌のキメは、カラダに影響を与えるダメージを吸収し、外的刺激から肌を守る役割があります。
汗や皮脂を適度に保持する役割もあるので、お肌の状態をみる時には欠かせない要素なのです。
キメが整った肌
◎皮紋が均一に規則正しく並んでいる。
◎皮丘は小さく、弾力性があり、皮溝は浅くて細い。
◎毛穴が引き締まっている
◎見た目は滑らかでツヤがある。
◎化粧ノリも良く、触るとフワフワと柔らかい。
キメが粗い肌
◎皮紋が不規則。
◎皮丘には弾力性がなく、皮溝は深く広がっている。
◎毛穴が目立つ。
◎見た目は乾燥していて、くすんで見える。
◎化粧ノリが悪く、肌の潤いやハリがなく、ザラザラとカサついてる。
肌のキメが失われる要因
- 紫外線
- 肌の摩擦、乾燥
- 血行不良
- 栄養不足
- 皮脂分泌機能の低下
- 新陳代謝の鈍化
- ストレス
- 睡眠不足
などがあげられますが、これらをできるだけ防ぎ、お肌のキメを取り戻していくには、いくつかのポイントがあります。
お肌のキメを改善しよう!!
保湿を十分にする
肌の乾燥がキメを失う最大の原因です。
潤いをしっかりと与えて、肌の水分を逃がさないようにしていきます。
乾燥肌タイプのページに乾燥対策の詳しい解説があります。
自分の肌タイプに合わせた保湿方法を選びましょう。
※ お使いのスキンケアに以下の保湿成分が配合されているかチェックしてみて。
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・リピジュア
・アミノ酸
角質層にうるおいを取り戻し、肌のキメを整えていくために、これらの成分が配合された保湿力の高いスキンケアコスメを選びましょう。
とくに保湿効果の高いセラミドは、天然由来のものがいいのはもちろんですが、安価で安全なヒト型セラミドもおススメです。
ターンオーバーを回復する
スキンケアの基本である、クレンジングと洗顔を見直しましょう。
角質が厚くなったお肌を週に一回程度でピーリングして、代謝を促す方法もあります。
規則正しい睡眠など、生活リズムを整えて、自律神経を整え、代謝機能(ターンオーバー)を回復させましょう。
食生活も、ビタミンやミネラルを多く含んだ野菜や果物を意識的に摂るなどして改善してみるといいでしょう。
紫外線ケア
紫外線でダメージを受けた肌は、バリア機能が低下し、乾燥します。
肌のバリア機能が低下すると、潤いを保つことができなくなるので、肌を守る力が弱くなり、キメも粗くなります。
季節を問わず、しっかり紫外線対策をしましょう。
体内から潤いを
角質層の荒れは、保湿効果の高いコラーゲン不足が大きな原因です。
だからと言って、コラーゲンを沢山食べても、お肌はプルプルになってくれません。
コラーゲンは、分子構造によって呼び名が変わり、体内での吸収のされ方も違ってきます。
食べたコラーゲンは、胃腸での消化段階で分解されアミノ酸になり、体内でコラーゲンに再合成されたり、神経伝達物質になったりしてくれるので、食べても全く意味がないわけではありませんが、遠回りします。
注目されているのが、アミノ酸に分解される手前のペプチドの状態です。
コラーゲンペプチドの状態で摂ると、分解工程を省略し、体内への吸収性が高くなります。
体内に吸収されたペプチドは、そのままの状態で体のすみずみまで届き、お肌はもちろん、関節や骨などのコラーゲンやヒアルロン酸の生成に役立つ働きをします。
体内での分解~再合成の手間が短縮されるので、普通のコラーゲンよりも美容・健康に高い効果があることもわかっています。
質の高いコラーゲンペプチドを摂ることで、カラダもお肌も潤い、強化され、維持できるのです。
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即効性には欠けますが、継続していくことで、カラダもお肌も変わっていきます。
コラーゲンペプチドの注意点
①一日の摂取量は5~10g
キレイなお肌を取り戻そうと、沢山食べたり、飲んだりしても効果は上がりません。
過剰に摂取すると、脂肪増加、セルライト増加、ニキビが出来やすくなるなどのトラブルを招くことも。
胃弱の人は、排尿機能に異常が出て、むくみや頭痛を引き起こすこともあります。
一日の必要量(5~10g)を継続して摂ることが大切です。
②ビタミンCと一緒に
ビタミンCは、コラーゲンを体内で生成するのに大切な要素です。
ビタミンA、Eも同時に摂取すると、抗酸化作用、代謝向上にも期待できます。
③大切な睡眠を有効活用?
カラダの修復に必要な睡眠前に摂取して、睡眠中にゆっくり吸収させてあげることです。
睡眠前のリラックスタイムに、ドリンクやサプリメントをとりましょう。
④紫外線などで荒れてしまったときは
プロリンという成分がコラーゲンを生成するのに役立ちます。
紫外線の強い時期は、プロリンと一緒にコラーゲンペプチドを摂取すると、より効果が得られると言われています。
プロリンは皮ふに潤いをもたらす天然保湿成分(NMF)として最も重要なアミノ酸のひとつです。
緑茶、チーズ、トマト、昆布、卵、鶏肉などに多く含まれています。