頭皮環境とトラブル
頭皮の血行が髪を左右する
健康な髪の毛をつくるのは、頭皮の中に隠れている毛根です。
毛根の底に毛球(丸く膨らんでいる箇所)があり、その毛球が髪の毛の製造所となっています。
毛球には髪のもととなる細胞の毛母細胞が眠っています。
毛細血管から運ばれてきた酸素や栄養を毛乳頭が受け取り、その酸素や栄養によって、毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、髪の毛として成長していくのです。
頭皮の血行が悪くなると、毛母細胞が細胞分裂するための酸素や栄養が少なくなるので、髪の成長が遅れたり、抜け毛などのトラブルを招くことになってしまいます。
頭皮のターンオーバー
頭皮も肌の一部です。
カラダのほかの肌と同じで、常にターンオーバーを繰り返しています。
ターンオーバーは一定の周期(28～40日)で起きるものですが、加齢や紫外線、ストレスなど様々な原因で、周期は乱れやすくなります。
表皮の最下層の「基底層」で生成された肌細胞は、最上層の「角質層」へと上がっていき、古い角質細胞と入れ替わり、アカとなって、自然にはがれていきます。
頭皮の場合、ターンオーバーが正常であれば、角質は目に見えない角片(フケ)として剥がれ落ちますが、ターンオーバーが乱れていると、目に見えるフケとしてあらわれ、悩みの種になります。
頭皮環境を整える
頭皮環境は、血行の状態や肌の水分と皮脂などの油分のバランス、ターンオーバーの状態などで変わっていきます。
頭皮トラブルを防ぎ、健康で丈夫な髪の毛を保つためにも、頭皮環境を整えていきましょう。
知っておきたい３つのポイント
①頭皮の保湿
髪の毛で覆われている頭皮のケアは、エイジングケアにとても大切なこと。
頭皮の酸化がフェイスラインにも影響を及ぼしていることは、ご存知でしたか?
頭皮にも、脂性肌、乾燥肌とあります。
皮脂の分泌が多い脂性肌は頭皮がベタつきやすくなるため、しっかり洗うことが大切です。
乾燥肌の頭皮は、洗いすぎに注意しなくてはいけません。
自分の肌質が脂性肌か乾燥肌かを知っておくと、目安になり、適したケア方法もわかります。
②皮脂汚れと肌荒れ原因の抑制
頭皮の皮脂腺の数は額の約２倍、背中の約５倍もある!!
皮脂汚れも、それだけあるということです。
特に、毛根付近に溜まってしまった皮脂汚れは、頑固に残ってしまうことも。
目視できない分、わからないものです。
日頃のシャンプー、コンディショナーの洗い残しも、頭皮汚れの原因になります。
頭皮に汚れが残っていると、菌が繁殖しやすくなり、臭い、かゆみやフケ、炎症の原因になってしまいます。
トラブルを避けるためにも、頭皮を洗って清潔にしておくことが大切ですが、洗い方にもポイントがあります。
③フケや痒みの原因菌であるマラセチア菌の抑制
マラセチア菌とは、人や動物の常在菌の一種で、湿気と脂質を好むカビ菌です。
肌フローラのバランスが崩れたり、皮脂の分泌が盛んになる時期に発生しやすいとされています。
脂漏性皮膚炎などの炎症にまで発展することもあり、アトピーの憎悪因子としても認められました。
皮脂腺のあるところに繁殖するので、額や背中にも炎症が起きることがあります。
頭皮が蒸れる状態を放置しない、皮脂の過剰分泌を抑制するケアなどが必要になってきます。
※ 肌フローラ・・・肌に棲む細菌の集団のこと。菌の種類としては「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」があり、このバランスが良好であれば、肌の健康も保たれると言われています。
頭皮環境を改善しよう!!
洗髪の仕方とアフターケア
一度、自分がしている洗髪法を思い出してみましょう。
たくさんのシャンプー剤を手に取り、髪の上で泡立て、爪をたてて頭皮を洗い、熱いお湯で洗い流していませんか？
このような洗い方だと頭皮に大きな負担を与えます。
頭皮環境を整える洗髪法
②髪と頭皮を十分に濡らす。（お湯で予洗い）
③シャンプーを手のひらで泡立てる。
④泡で髪を洗い、頭皮を指のはらで優しくマッサージするように洗う。（頭皮の血行をよくする）
⑤ぬめりがなくなるまでシャワーでしっかりすすぐ。
⑥仕上げにためすすぎをする。
⑦毛髪にコンディショナーやトリートメントをし、頭皮からしっかりと洗い流す。
ここで一番の注目点は、シャワーですすぐ時間です。
シャンプーは、泡が消えても洗浄成分が残っていますから、ぬめりがなくなるまでしっかり洗い流しましょう。
また、コンディショナーやトリートメント後も、しっかりすすいで流すことがおススメです。
香りを楽しみたい、トリートメント効果を残したい、とコンディショナーやトリートメントなどを簡単なすすぎで済ませる方が増えています。
しっかり洗い流さないと、すすぎ残しは、頭皮の臭いや髪のべたつき、毛穴のつまり、抜け毛の原因になります。
トリートメント類の髪への効果は、しっかり洗い流しても残るので、頭皮環境を整えるためにしっかり洗い流しましょう。
洗髪後は、タオルで髪を挟むなどで、髪の水分をタオルに吸わせるように拭き取ると頭皮もキューティクルも守れます。
肝心なのは洗髪後!!
できるだけ早く乾かすこと
自然乾燥させる、濡れたまま寝てしまう、なんてもってのほか！です。
マラセチア菌などの菌繁殖の温床になったり、髪のキューティクルが損傷して臭いやダメージヘアの原因になります。
髪と頭皮を充分に乾かした後で、肌質に合わせたケアをしていきましょう。
おススメのドライヤー
～復元ドライヤー pro～
髪と肌が喜ぶ、絶妙なバランス
「低温」「育成光線」「マイナス電子」の相乗効果
低温■ これまでにない革新的な特許構造
育成光線■ 髪と地肌に岩盤浴のような温熱効果
マイナス電子■ キューティクルを引き締め潤いを与える
髪と頭皮に優しいドライヤーです。
速乾性に優れていて、熱で乾かさず、遠赤外線と風で水分を吹き飛ばすという発想で造られています。
髪や頭皮の水分は、蒸発させず、余計な水分だけ飛ばしてくれるという優れもの。
さらには、育成光線の力で温熱効果があり、血行促進や代謝の促進までしてくれます。
髪や頭皮ケアだけでなく身体中に使用でき、ただのドライヤーでは終らない逸品です。
お買い求めは、お近くの販売代理店で。
頭皮のケア方法は他にも
頭皮のマッサージ
硬くなった頭皮では、毛が抜けやすくなったり、皮ふの荒れも起こるので、頭皮を柔らかく保つようにしましょう。
頭皮を柔らかく保つには、十分な保湿と緊張の緩和です。
洗髪時やアフターケアでの頭皮マッサージで、優しくほぐしていきましょう。
こめかみに薬指をあててから指３本分(人差し指があたる辺り)のところを中心に、指先で優しく揉みほぐします。
このマッサージは、眼精疲労のケアとともにリフトアップ効果も得られるのでおススメです。
また、後頭部を優しく揉みほぐすと、首や肩のコリにも効果的です。
頭皮の乾燥ケアに化粧水?!
頭皮も乾燥すると、皮脂分泌が活発になります。
頭皮環境を考えて、乾燥を感じる時は、頭皮も保湿ケアしましょう。
自分の肌質に合った、フェイスケア用の化粧水でOKです。(サラッとしたタイプがおススメ)
プチプラ商品などで、たっぷり使えるものを選びましょう。
髪をかき分けながら、頭皮に少しずつつけ、指先でやさしくなじませます。
頭皮の血行を良くしていくイメージで、指の腹で頭皮を揉みながら、保湿していきましょう。
頭皮用の薬用ローションなどが商品としてありますが、肌に合わないと、あかみやかぶれになり、痒みや痛みがでることもあるので気をつけてください。
ご自分の肌質・体質を見極めて、ケアするアイテムを選びましょう。
炭酸ケアが有効?!
炭酸ケアには次のような効果が期待できます。
炭酸ガスの気泡が、毛穴につまった汚れ、皮脂を浮かせて落とす
皮ふから二酸化炭素が吸収されることで、血管を広げ、血のめぐりを促す
アルカリを除去し、頭皮や髪のダメージを軽減する
ブラッシング後、洗髪する前に、炭酸ケアして汚れを取り除くと、トリートメントの有効成分も染みこみやすく、効果が高まります。
髪のカラー剤やパーマ液はアルカリ性のものがほとんどです。
頭皮や髪は弱酸性なので、アルカリ性のカラー剤やパーマ液でダメージを受けます。
カラーやパーマ後に、炭酸ケアで残留アルカリの除去を行うと、頭皮や髪のダメージを減らすことができ、色持ちもパーマ持ちも良くなります。
抜群の汚れ落ち!! ～おススメのシャワーヘッド
ウルトラファインバブル(ナノバブル)はご存知ですか?
液体の中の気泡は、気泡径が十分大きいと目で見て確認することができます。
それより小さい数十ミクロンのファインバブルの場合は、気泡が散乱体となるので「液体が白濁」します。
さらに小さい数十ナノメートルのウルトラファインバブルになると、光の波長よりも小さくなり、液体は透明になります。
ウルトラファインバブルは透明で見えないこと以外にも、様々な特性を持ちます。
ウルトラファインバブルの特性として
①気泡が長時間液中に存在する
②気泡が電荷を帯びる
③気泡内部が高圧状態になる
これらの特性から、ウルトラファインバブルを肌に当てると、肌と皮脂の分離を容易にするので、皮脂汚れ、毛穴汚れがよく落ちます。
肌内部への浸透性もあって、浴びた後は、しっとりとした感触になります。
つまり、乾燥を防ぐ働きもしてくれるのです。
シャワーヘッドを変えるだけで・・・
テレビCMでご覧になった方もいるでしょう。
この商品は、ウルトラファインバブルの効果を全身のお肌に届けてくれます。
頭皮だけでなく、全身の汚れを洗い流してくれるし、温浴効果もあります。
あとは、アフターケアをするだけ!!
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