ミトコンドリアとは
まず、生き物は細胞の中に核を持つか持たないかで大きく2つに分類されます。
核を持つのが真核生物、核を持たないのが原核生物です。
人をはじめとした動物、植物、菌類、原生生物などは、身体を構成する細胞の中に細胞核と呼ばれる細胞小器官を持つので、真核生物となります。
ミトコンドリアは、真核生物の細胞だけに存在している細胞小器官のひとつです。
肝臓、腎臓、筋肉、脳などの代謝の活発な細胞には、数百、数千個のミトコンドリアが存在します。
1細胞中に平均300~400個存在するので、全身では体重の10%を占める量になるそうです。
ミトコンドリアは、酸素を使ってエネルギーを生み出す働きをしています。
人は体を動かしたり、食べ物を消化したりと、たくさんのことにエネルギーを使って生きています。
カラダの細胞に備わった小さな発電所のミトコンドリアが、生きるのに必要なほぼすべてのエネルギーを生み出しているのです。
ミトコンドリアが生み出すもの
呼吸によって取り入れた酸素は、肺で血液の中に溶け込み、ヘモグロビンに吸収されて細胞まで運ばれ、ミトコンドリアに送り込まれます。
この酸素を使って、ミトコンドリアが糖を分解し、ATP(アデノシン三リン酸)を生産する過程で、代謝水や熱が生み出されます。
ATP(アデノシン三リン酸)は、エネルギー代謝の中心的役割を果たす存在で、タンパク質、核酸、多糖類、補酵素、ホルモンなど、生きるために必要な物質を生成するために使われるので、細胞を活性化させます。
代謝水の多さは肌のうるおいにつながるので、美肌に欠かせない要素です。
基礎代謝は、この代謝水を作りだす能力のこととも言えるので、代謝水が多く作り出されていれば、基礎代謝が向上していることになります。
熱は、そのままエネルギーになり、体温の上昇にもつながります。
ミトコンドリアが生み出すものは、私たちの生存に欠かせない物質なのです。
ミトコンドリアが正しく働かないと・・・
ミトコンドリアが正しく働かないと、ATPが不足するほか、ATPがうまくつくられないことで、取り込んだ酸素が活性酸素として増加してしまいます。
活性酸素は、過剰に生成されると細胞にダメージを与えるようになり、がん、生活習慣病などのさまざまな病気を招く原因となります。
身体を元気に健康に保つためには、ミトコンドリアが正常に働くことが大切なのです。
ミトコンドリアを活性化させるには?
①ゆっくり、良く噛んで食べる
ミトコンドリアは糖分と酸素を取り込んで働くので、栄養素の吸収がスムーズであることが一番です。
早食い、大食いは、迅速に栄養素を取り込むことにはなりますが、ミトコンドリアには過負荷となってしまいます。
負荷のかかったミトコンドリアは、大量に活性酸素を生み出してしまい、細胞自体を傷つけることになってしまいます。
朝・昼を多めに、夕は控えめな食事を心がけてもいいようです。
②腹7分目を意識する
長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子と、ミトコンドリアは密接な関係にあると言われています。
サーチュイン遺伝子が活性化されると、細胞内の異常なたんぱく質や古くなったミトコンドリアが除去されて、「オートファジー(自食作用)」という機能が働き、細胞の若返りに繋がります。
サーチュイン遺伝子は、通常の60~70%程度のカロリー制限下でスイッチが入り、約7週間後から活発化します。
ミトコンドリアに負荷を与えず、サーチュイン遺伝子を活発化させるには、腹7分目がちょうどいいのです。
③ヘムを生成するための鉄分を多くとる
サプリメントでよく目にする「ヘム鉄」と呼ばれる物質のこと。
ミトコンドリア内で、「ALA 5-アミノレブリン酸」と呼ばれるアミノ酸の一種と鉄分が結合してヘムを生成します。
ヘムはシトクロムに変化し、ミトコンドリアのATP(アデノシン三リン酸)生産の過程で必要不可欠な役割を果たします。
つまり、ミトコンドリアを活性化させるには、鉄分を多く含む食品を摂ることも必要なのです。
鉄には、動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、植物性食品や卵・乳製品に含まれる「非ヘム鉄」の2種類があります。
ヘム鉄は体内への吸収率が高く、非ヘム鉄は吸収率が低いという違いがありますが、非ヘム鉄はビタミンCやクエン酸(レモン・梅干しなど)といっしょに摂ると吸収率は向上します。
『ヘム鉄を多く含む動物性食品』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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『非ヘム鉄を多く含む食品』 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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④有酸素運動をする
代謝の激しい筋肉はミトコンドリアが多く生産される組織です。
酸素を消費し、ATPを生み出すエネルギー生産量が増えれば、それだけ細胞が活発化します。
ややきつめの有酸素運動などを行うと細胞が活性化し、アンチエイジングも期待できそうです。
⑤深呼吸を意識する
深い呼吸を心がけ、酸素を体、細胞の隅々にまで取り込むことで、ミトコンドリアは活性化されます。
1日4~5回、慣れてきたら10回以上、心がけて深呼吸をしましょう。
⑥プチ断食
一日一食生活とか、ファスティングなど、敢えて飢餓状態にして自然治癒力を高めるという陰には、ミトコンドリアの働きと特性が隠れていました。
飢餓状態になると、ミトコンドリアは活発化するということも分かっています。
また、胃や腸を休ませてあげることで免疫系のパワーアップにもつながるのです。
美肌はミトコンドリアにあり!!
ミトコンドリアの生産するATPが多ければ多いほど、代謝する力がエネルギッシュになり、さまざまな細胞が活性化していきます。
ATP生産の過程で生み出される代謝水が多いほど、肌のうるおいにつながります。
ATPは、タンパク質、核酸、多糖類、補酵素、ホルモンなどの物質を生成するために使われます。
肌組織にあるコラーゲンやエラスチンはタンパク質の一種で、美容にいいとされているコエンザイムは補酵素です。
ホルモンバランスは美肌に大きく影響します。
それらはミトコンドリアが生み出すATPのチカラを借りて生成されていることになるのです。
細胞そのものの活性化で、美肌をつくるチカラをつける。
ミトコンドリアの働きを活性化させ、ATPの生産力をあげることは、美肌のもとをつくる力をあげることにつながります。
健康の秘訣もミトコンドリアにあり
昔から健康の秘訣と言われていたことが、ほぼミトコンドリアの活性化につながることになっています。
バランスの良い食事と咀嚼と腹7分目、野菜を多めに、適度な運動、深い呼吸・・・。
カラダのことを知れば知るほど、健康を意識するようになります。
しっかりと裏付けされた理由が、ミトコンドリアの働きによって立証されているというわけです。
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ミトコンドリアの持つパワーは、説明したとおりです。
ALA 5-アミノレプリン酸の浸透力を活かして、高い保湿効果が期待できます。
とりあえず試してみたい方には、トライアルセットを。
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