古くなった角質を取り除くピーリング
ピーリングとは
「ピーリング」は、表皮の古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促すことを指します。
ピーリングには、ホームケアでもできる「ソフトピーリング」や、医療機関の専門知識や技術が必要な「ケミカルピーリング」など様々なものがあります。
ソフトピーリングは、古く厚くなった角質を柔らかくして取り除き、肌本来の透明感や柔らかさを取り戻す美容法です。
ジェルやクリーム、石けんなどを使い、その成分で角質を柔らかくし、取り除きます。
ピーリングすることで、乱れた肌のターンオーバーを整える効果が期待できます。
ターンオーバーが整うと、くすみや毛穴の黒ずみの改善、化粧水・美容液などが肌に浸透しやすくなるなどのメリットもでてきます。
ターンオーバーとは
ターンオーバーとは、肌の表皮のうち、最下層の「基底層」で生成された新しい細胞が、最上層の「角質層」へ上がっていき、古い角質細胞と入れ替わることを言います。
ターンオーバーは一定の周期(28~40日)で起きるものですが、加齢や紫外線、ストレスなど様々な原因で周期が乱れやすくなります。
角質とターンオーバー
角質は、肌全体を守る役目をする部分です。
刺激を受けたり、体の内部にトラブルが起きると、体が肌を過剰に守ろうとして古い角質を残そうとします。
その結果、古い角質が剥がれず肌の表面に留まって厚くなり、ターンオーバーを乱してしまうことがあります。
ピーリングで改善が期待できる肌悩み
◎シミ・そばかす
◎毛穴の開き
◎シワ
◎くすみ
◎肌のごわつき
ターンオーバーが整うと、シミやニキビ跡、くすみの原因となるメラニン色素の排出も促されるので、改善に期待できます。
肌を柔らかい状態に保つことで、シワの予防・改善にもなります。
毛穴の開きは、古い角質と皮脂やメイク汚れなどが混ざり合った角栓が原因となることもあるので、角栓を取り除くことで毛穴の開きも改善されます。
角質と一緒に毛穴の皮脂や汚れを取り除くので、皮脂分泌が過剰な脂性肌のニキビ対策にもなります。
ピーリングの注意事項
セルフケアでのピーリングは、事前に自分の肌質、体質を確認して、周期や状態を把握しておくことが大切です。
また、ピーリング剤の主な有効成分であるAHA(アルファヒドロキシ酸)とBHA(ベータヒドロキシ酸)のことも知っておきましょう。
AHAは、肌表面の角質を除去するもので、リンゴ酸やクエン酸などの天然由来の成分なので、肌にやさしく作用します。
BHAは、毛穴の奥につまった皮脂を除去するもので、強い効果を発揮しますが、その分、取り扱いが難しいので注意が必要です。
肌にやさしく作用させたい場合は、刺激の少ないAHA配合のものを選びましょう。
特に敏感肌、乾燥肌、肌皮ふの薄い方は、要注意です。
ピーリングで肌トラブルを起こさないようにするために
①ピーリング剤に定められた注意事項は必ず読むこと。
②生理周期を把握して、特に敏感になっている時期は避けること。
③早く症状を軽減させようと、頻繁に行わないこと。
④肌に炎症(日焼け、アレルギーなど)が出ている場合は、ピーリングしないこと。
⑤アフターケアをしっかり行うこと。
ピーリングトラブル例
◎強い赤みが続く
◎いつもより乾燥がひどくなる
◎痛みやかゆみがでてくる
注意事項を守らないと、折角のピーリングも仇になってしまいます。
特にセルフケアでのピーリング時は、注意事項を厳守することをおススメします。
また、肌荒れがひどくなってしまった場合は、皮膚科を受診してください。
ピーリングの種類
洗顔石けんタイプ
手軽で扱いやすいので人気のタイプ。
ピーリングの有効成分が配合されていて、洗顔と同時にピーリングができます。
また、やさしいピーリング効果のものが多く、肌の弱い方やピーリング初心者にもおすすめです。
フォーム状のものや固形のものなど、形状や価格帯も幅が広く、ニーズに合わせて選べます。
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肌悩み別に選べる4タイプ♪
塗ってマッサージしてから洗い流すタイプ
クリームやジェル状でスクラブが含まれているものが多いタイプ。
肌に塗ってマッサージすると、ポロポロと消しゴムのカスのようなものが出てくるピーリングです。
マッサージの際の力加減と時間のかけ過ぎには注意が必要です。
ピーリング効果が高く、お風呂で手軽に使えるものが多くあります。
配合成分の種類や価格帯の幅が広いので、肌質やニーズに合わせて選びましょう。
WEEEDクリアジェル
ニキビ予防、体臭予防、清浄・殺菌を考えた顔、身体に使用できる薬用のピーリングです。 全身に使えるため、顔だけでなく背中やデコルテ、肘やかかとにもオススメです♪
・紫外線吸収剤不使用
・シリコン不使用
・石油系界面活性剤不使用
・着色料不使用
・パラベン不使用
・鉱物油不使用
ブースター的に使って洗い流さないタイプ
洗顔後や夜寝る前に塗布するだけでピーリング効果を得られるタイプ。
塗ることで角質をやわらかく、剥がれやすくするもので、角質ケアを重視したものが多いようです。
他のタイプよりもピーリング効果は弱いので、敏感肌の方にも優しい使い心地です。
部分用に使う
鼻付近の角栓や、毛穴よごれが目立つ場所にポイント的に使うタイプ。
硬くなってしまった角栓も、柔らかくしてかき出してくれ、スッキリします。
アフターケアが大事
ピーリングした肌は、角質が剥がれてバリア機能が低下し、敏感な状態になります。
肌を刺激しないよう、丁寧でやさしい洗顔と、いつも以上に保湿を意識したスキンケアをすることが大切です。
紫外線の影響も受けやすくなるので、外出時には日焼け止めや帽子などでのUV対策も忘れずに行いましょう。
いかがでしたか?
ピーリングは、注意事項をきちんと守って使うことで、キレイな素肌へと導きます。
自分の肌質、体質、皮ふの状態を知っておけば、トラブルも極力減らすことができます。
ピーリングを上手に取り入れて、肌のターンオーバーを整え、美肌をつくっていきましょう。